雑記
蛇に睨まれた蛙って滅茶苦茶かっこいい諺だと思う。蛇と蛙を選んだところに奥ゆかしいセンスを感じる 自分がバンドをやっていたら絶対に「蛇に睨まれた蛙」っていう曲を作ってると思う。
💩
最初の方はなんだか腹痛いけどギリ我慢できるくらいに思っていたら急に未曾有の腹痛がきた 腹が動くタイプのヤバいやつである。最寄りのトイレに駆け込もうにも1キロ先の駅横のイオンしかない。絶望的…
大波が来るたびに立ち止まり 肛門括約筋をギュッと締める。大波が治ってきたら歩くを繰り返す。そうしてなんとかイオン前の踏切まで乗り切ったが急に雨が降ってきた。どうして最悪のタイミングで雨が降るのか。傘も持っていないので冷たい雨が腹に効く。おまけに前を歩くおばさんはチャリで道を塞いでのんびりカッパを着ている。
本気でイラッとしてしまった…
こんなに腹が痛くてこんなにうんこがしたいのにどうして俺の邪魔しかできないんだろうか。行き場の無い怒りが肛門から湧き上がる。地団駄を軽く肛門と腹に刺激が行かない程度に2、3回踏み終わった所でようやくおばさんもカッパを着終わった。半ばヤケに早歩きでイオンに向かう。ドアが見えてきた。もうすぐ俺は救われる
トイレに駆け込み秒で便座に座る 今までに無いくらいの快感に身をよじらせた。
トイレから出るとさっきまで降ってきた雨が嘘のように上がり 見事な快晴が広がっていた 心なしが青が普段よりも綺麗に見えた とても気分が良い。帰りにどこが寄って帰りたい気分。そういえばブックオフオンラインで注文していたCDが届いてたっけ 足取り軽くブックオフへ向かった。
コロナワクチン 3回目 サイケデリック奇譚
1時から3回目接種に行ってきた。田舎なので早く予約が取れて助かった。
軽く受付で接種券と保険証を見せると2分程でいきなり接種。おばあちゃんナースとおばちゃんナースがテンポ良く「はい、はい、頑張れ、はい、終わり」この歳になってまだ頑張れと言われる私って一体…
15分ほど休憩、ナースさんの説明と本を読みながら過ごす。
my new gear…
帰宅。少し痛い腕をだらんとしながら「けいおん!」を7~11話まで視聴 あずにゃんでなんとかしようというトンデモ治癒法。
8時間後あたりから急に頭痛と悪寒、熱が出てきた。そして10時間後くらいから急に寂しくなった。30年後このまま1人でくたばるのかな。隣に彼女がいたらどんなに幸せか。物思いに耽る。そして眠る。
翌日 昼頃起床。 痛い 頭が痛い 熱もある 身体が重すぎて寝返りすらできない 天井が妙に高い。感覚がおかしい 自分が自分だと認識できない 世界から分断され 自分そのものが世界の様に思えてきた。ひたすらに自分の名前を呼ぶ 「俺は俺だ 取り込まれるな」
マジで変な夢見てまう 俺の身体が世界だし個体じゃないんだよな 妙にスローに感じるし
— ト一ス卜 (@Lynette_toast13) 2022年3月19日
このような奇行をかれこれ3時間程繰り返し晩飯へ 食欲は何故かあったのでカステラを3切れ。味覚が鋭くなっていたのでいつもより甘く美味しく感じた。31アイスクリームのラムレーズンも食べた。これも甘くて美味い いつもより牛乳とレーズンの風味を感じた。ドラッグをやっている人間が感じる味覚の鋭さっていうのはこういうことなんだろうな。薬を飲んで適当にTwitterタイム。
映画を見てから眠ろうとしたがカーアクションの点灯で頭が痛くなったので中断 眠る。
↑また今度観ます
接種から2日 起床 また昼頃に起きてしまった。熱が微熱ほどに落ち着いた。頭はまだ痛い。音楽が聴けるほどの調子に戻ったので適当にプレイリスト再生 ヒップホップが流れてきた。何だかいつもよりスンナリとlyricとビートが脳内を駆け巡った。トラックの一音、一音が細かく脳を震わせるのが分かった。なんか落ち着いたので眠る。
夕方頃起きた。まだ微熱と頭痛が酷い そして感覚がまたおかしくなった。とにかく全てがデカい カーテンも吊るされている服も楽器も部屋も何もかもがデカい。布団で横たわってる自分が広大な海の真ん中で浮いているような感覚 。
夢でも見てるのだろうと思ったので携帯を触る。携帯もデカい 手のひらサイズの携帯が手に収まらない 壁紙の美輪明宏もデカい いつもより100倍は神々しい 全てを見通しているような瞳が怖く感じて携帯を閉じる。
「あなた ワクチンで音を上げるなんてまだまだね〰(ビブラート)」
そして自問自答。「俺は何なんだ 存在してるのか? きっと存在しているはず」 そんな感じで3時間 乾いた喉をアクエリで潤し、寿司を食べる。いつもより魚の脂を感じるし舌触りも良いように感じた。シャリの粒も細かく感じる。とにかく美味い。薬を飲んで布団へ潜り込み眠る。明日は多分大丈夫。
夕方頃起床 熱が平熱に戻った。頭は少し痛いくらいで昨日、一昨日と比べれば遥かに楽 気持ちも晴れたのでけいおん!の12話を半分まで見た。「憂ちゃん… 」
完全にけいおん!のお気持ちになったのでSSを読み漁る。この前読んだミッシェルガンエレファントとけいおん!を結びつけたSSの完成度が素晴らしかったので他のバンドを結びつけたSSが読みたくなった。ピンク・フロイドとマイブラのSSを読む。
http://elephant.2chblog.jp/archives/51587368.html
http://elephant.2chblog.jp/archives/51512481.html
「イイハナシダナー泣」
元気になったので飯を食べる 何を食ったのが覚えていない… 薬を飲んで眠る
夜中に目が覚めた。汗をかいて張りついたシャツが気持ち悪い。そして頭痛が収まった。3日間締め付けられていた緊箍児が外れて気分爽快 風呂に入り朝までTwitter 朝日が登ってきたあたりで眠る。
夕方起床 鶏肉のトマト煮込みをおかずに白米を食べた。「いやーやっぱり白米はおいしい♡」(CV.久保ユリカ)
土産に置いてあったIKEAのスツールを組み立て どっしり座り本を読み ブログを更新
明日から頑張ります。
本を守る最強のブックカバー
普段、読み終えた文庫本を適当にカバンに放り込むせいでカバーが折れてしまったり、ページがめくれてしまったりするのがどうも気に食わない 汚れ対策として手持ちのレザーブックカバーで守ってはいるが折れやめくれには弱い。
対策として丁寧に扱うなどをすればよいが私の性格は元来 雑な人間であるため改善しようにも治らないのだ。
どうにかならないものか、考えた挙句 物のせいにした こんなブックカバーが悪いのだ。最強のブックカバーを手に入れてやる。
~適当に検索🔎 ~
これしかない なるほど側面をジッパーにする手があったとは これこそ私が探し求めた最強のブックカバー 値段も700円 安すぎる
早速装着
サイズはぴったり 難なく装着できる。少し余裕があるほど どうやらカバーがもう少しでハマりそうでハマらなくてモヤモヤするハヤカワトールサイズが入るらしい
そして使用感
ジッパーのせいでカバーが余って少し使いづらいがしっかり本は守れるしまぁ許容範囲 これは慣れたら気にならないだろう
感想
買ってよかった。700円はコスパ高い
蹴りたい背中を読んだ
土日の自分はアニメを見ていた
「涼宮ハルヒの憂鬱」 何回も見ているが長門有希は相変わらず可愛らしい。 彼女の何が可愛いかと言うと感情を表現するのが苦手で主人公キョンにデレデレなところだ。
そして最終話、普段は堅そうなSF本(ダン・シモンズやら)を読んでいるのになんと恋愛純文学を読んでいる 「蹴りたい背中」という題名らしい。鈍感なキョンに対するアピールなのか
そんな訳で「蹴りたい背中」を読んでみた。
↑
図書館でその場でだらだらと2時間くらいでスラスラ読めた。
・あらすじ
高校に入ったばかりの“にな川”と“ハツ”はクラスの余り者同士。臆病ゆえに孤独な2人の関係のゆくえは……。世代を超えて多くの読者の共感をよんだ第130回芥川賞受賞作。
簡単に言うと高校デビューに失敗した孤独な女の子"ハツ"がアイドルオタクの"にな川"に惹かれるお話
高校生の繊細で多感な思春期に友達グループやら部活やら学校生活を通しながら"にな川"に惹かれていくそんなお話
・感想
主人公"ハツ"がほんとうに可哀想だった。中学生時代の取り繕って友人と話していた自分を馬鹿な私と後悔していたり、 同級生にキツい事を言われたり 、クラスメイトと自分を比べて小馬鹿にし クラスメイトをと自分を比べて「私はあなたたちとは違う」と達観したり、 色々とチクリと来る
余り物同士のにな川にクラスメイトを幼稚と話す場面も辛かった
肝心の恋愛部分 恋愛と言っても好きになる手前のなんとも言えないもどかしい部分は読んでいて淡い気持ちになった。
“この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい”
鈍感な"にな川"の背中を蹴りたい感情 、オリちゃんに夢中で周りに無頓智なにな川の背中を蹴りたい感情、 似ているようで似ていないやるせなさが産んだサディスティックな感情を少し理解できてしまう自分が恐ろしい 。
リアルな人間関係の高校生の痛いあの感じ、 恋と気付く前のなんとも言えない感情 、思春期の多感な時期を上手く書いていて読み終えたあとも物悲しくなる。
アヒルと鴨のコインロッカーを読んだ
読書の秋だと世間一般的に言うが僕的には読書は春が1番読みやすいと思う。読書の春の方が相応しいじゃないか?と思う
さて、今更ながら伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだ
どんでん返しのミステリーは前々から大好きで知り合いからオススメを聞いた際に「本屋強盗のやつ 面白いよ」と聞いたので
・あらすじ
椎名という大学生の現在の物語と琴美という女性の2年前の物語が同時に描かれる、カットバック形式の小説。
椎名は引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。その計画の後、河崎やペットショップの店長をしている麗子から2年前の話を聞かされることになる。
2年前の物語は琴美、その恋人であるキンレィ・ドルジ(ブータン人)、河崎、麗子を中心に展開する。世間で多発しているペット惨殺事件の犯人たちに出会ったことにより、琴美が目を付けられてしまう。琴美は何度も襲われるが、ドルジや河崎に助けられ、逆に犯人たちを捕まえようとする。
2年前の事件と現在の本屋襲撃が次第につながっていく。(Wikipediaより)
物語がカットバック式にコロコロ変わるので先ずは各目線の物語から感想を書いていく
・各物語の感想
椎名目線の物語はどこか静かで淡々と時が進んで行き、物語を通してミステリアスな河崎の正体と本屋襲撃の真相を追うといういかにも小説らしいファンタスティックな物語だった 。語り手椎名がネガティブ思考?というか思ってることをあまり口に出さない物静かな大学生なので良い意味で静かな雰囲気が出ていて非常に気持ちの良い雰囲気だった。
次に2年前の琴美目線の物語 琴美目線の話は椎名の静とは反対に常にハラハラした″ペット殺し″の恐怖に脅かされるサスペンスと琴美、留学生のブータン人 、ドルチによる不思議な三角関係が描かれており、2つの物語の″恐怖と焦り″が細かく描写されおもしろかった。
そんなふたつの物語 二年前と今が繋がりの隣人河崎の正体と2年前の悲しい事件、本屋強盗の目的が明らかになる…
・河崎という人物
椎名の物語に登場する河崎は一貫してミステリアスな雰囲気を醸し出しているが、2年前の琴美、ドルチとの物語は現在のミステリアスな河崎とは違ったどこか子供らしいというか憎めないやつといった部分が出ていて2つの物語を合わせて河崎という人物を補充していくような形が取られている。 でもこれが今回の物語のミソ ネタバレなので多くは語らないが 本当によく出来ていた。
・最後に
久しぶりに濃いミステリーを読んだ。 こんな名作を見逃していたとは ボブ・ディランの風に吹かれてを何十回も聴いた。